テーマ:人生

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス)

私が本書「アルジャーノンに花束を」を初めて読んだのは、随分前になる。本書は何年か前に新版となったのだが、しばらく前に、改めて読みなおしてみた。そしてそのとき、以前読んだとは違う思いをしみじみ感じた。 今から思えば、前回この小説を読んだときは、人生の喜びも悲しみも分かっていなかった。もちろんそれは、今でも分かっていないのかもしれない…
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クリスマス・キャロル (チャールズ・ディケンズ)

いよいよ明日、元号が平成から令和に変わる。元号に意味はないと考えることもできるが、それでも一つの時代の区切りを表すものなのではないか。するとその移り変わりは、いわば生まれ変わりを連想させずにはおかない。そう考えるといろいろな物語のことが思い浮かぶが、このエントリでは、ディケンズによるクリスマス・キャロルについて書いてみたい。 と言…
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ブログが終わりつつある時代に

もう旧聞に属するかもしれないが、ブログのエントリにしておきたい。 今年の2月28日に、Yahoo!ブログの終了がアナウンスされた: Yahoo!ブログ サービス終了のお知らせ https://promo-blog.yahoo.co.jp/close/index.html Yahoo! Geocities も、この3月…
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人生論ノート (三木清)

「人生論ノート」を初めて読んだのは、高校生くらいのときだったろうか。おそらく、ある世代には本書が必読書とされていたという、そんな話を小耳にはさんだのが、読むきっかけだったように思う。 しかし、ここに書いてある思想は、当時の未熟な私には響いてこなかった。必読書という言葉の押しつけがましさにも、反感を覚えたような記憶がある。 そ…
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ブログ開設13周年と「懶惰の歌留多」

もう半年も前の話になるが、今年の6月に、以下のような毎年恒例のメールが来た。 日付: 2018/06/18 8:04 件名: 祝ブログ開設13周年! ○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ブログを開設してから、もうすぐ13周年!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○ ウェブリブログに登録してから、…
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さくらももこ氏死去

さくらももこ氏が亡くなりました: さくらももこ 公式ブログ - さくらプロダクションからお知らせです。 - Powered by LINE https://lineblog.me/sakuramomoko/archives/67300025.html 「ちびまる子ちゃん」は個人的に思い入れのある作品でした。 それにし…
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平成の終わり

先日のエントリ(平成30年の出来事)に書いたように、立て続けに大きな出来事が、平成の終わりとなる今年に起きている。そこで、平成という時代に思いを馳せざるを得なかった。 私は、平成という時代には、万感の思いがある。そこで、まとまりのない内容ではあるが、エントリにしてみたい。いろいろ差し障りのあることは書けないので、漠然となるのはご容…
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「痴呆老人」は何を見ているか (大井玄)

単純にいえば、認知症とは、知力、記憶力等のいわゆる認知的な能力が衰える症状である。しかし同時に、認知症は、人間とは何かという根元的な問題を、我々に問いかける存在でもある。 本書は、終末期医療の専門家である著者による認知症の入門書である。出版の経緯から、本書は、平易ではあるものの、類書より哲学的アプローチも試みられている。 こ…
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私をとりこにした三人の「女王さま」(宮尾登美子)

「心に灯(ひ)がつく人生の話」(以下、本講演集と呼ぶ)は、端的に言えば著名人の講演集である。もともとは、文藝春秋で行われた講演の中から選ばれたものが、単行本として出版された。また、文庫化の際、いくつかの講演が追加された。 そして、本講演集を読みなおしているうちに、所収の宮尾登美子の講演について、ブログを書いてみたくなった。 …
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長く生きるということ、そもそも生きるということ

以下のような記事を見た: ジャーナリスト佐々木俊尚氏流、「人生100年時代」をより軽やかに生きるためのコツ。 | リクルート - Recruit https://www.recruit.co.jp/meet_recruit/2018/04/sc10.html これをきっかけに、最近思っていることなどブログに書いてみたい。な…
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I Have a Dream

最近ネットをしていて,キング牧師(Martin Luther King, Jr.) の歴史的な演説,いわゆる「I have a dream」 と題されるもののことを思い出した.私はそれについて論じる資格はないので,詳しくは I Have a Dream - Wikipedia などを参照されたい.このエントリでは,その演説に関わる思いを…
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ブログ開設12周年と,今後ブログに書いていきたいこと

他にネタはないのかと読者から叱責を受けそうではあるが,恒例のエントリである.いやもちろん,書いてみたい話は他にもあるのだけど,時間もないし,それを書くにしても,とくにかくこのネタを書かないと,次にいけないような気がするので…. それはともかく,本ブログもとうとう12周年である. 日付: 2017/06/18 8:03 件名…
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イグアノドンの唄 ――大人のための童話―― (中谷宇吉郎)

twitter の代替サービスとして半年ほど前に話題になったものとして,「マストドン」 (https://mstdn.jp/ 等) がある.このマストドンは,少なくとも日本の一部では,未だにそれなりに支持されているようだ.そこで当時書こうと思ったのが,今回の記事である.例によって,遅きに失しているけれども. 中谷宇吉郎の随筆に,「…
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生きづらいと思ったとき

以下のような記事があった. いろんなことを知りすぎて「人生」や「生きる意味」がわからなくなった時の考え方「楽観的なニヒリズム」 - GIGAZINE http://gigazine.net/news/20170728-optimistic-nihilism/ なんだかねえ. 人が苦しんでいるとき,宇宙の広大さに比べれ…
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ブログ11周年と文章を書くということ

恒例となった記事を書いてなかった.思い立ったが吉日ということで,いま書いてみたい. 以下のメールが届いたのは,今年の6月である.はやくも4か月もたってしまった. 日付: 2016/06/18 8:03 件名: 祝ブログ開設11周年! ○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● …
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「好きにならずにいられない」と若者への寛容

昨日の note に書いてみた内容で,思ったことがあったのでここに書いてみたい. エルビス・プレスリーに,「Can't Help Falling in Love」(邦題「好きにならずにいられない」)という名曲がある. この曲の最初の部分は以下のようなものだ: Wise men say only fools …
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先進国における少子化(雑感)

世界的にみて,先進国では少子化の傾向にある.その理由については,これまで侃侃諤諤の議論があった.それについて新しい知見があるわけではないが,このブログの例によって,駄文をものしてみたい. ネットでは,少子化の理由は若者にお金が無いことだ,といった怨嗟の声で満ちている.それはもちろん大きな理由だろう. しかし,経済的な理由が少…
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僕に踏まれた町と僕が踏まれた町(中島らも)

先日,生涯に一度の夜という記事を書き,それから連想して,中島らもによる「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」のことを書いてみたくなった.なおこの作品については,以前,本をあまり読まない中高生に薦めたい10作品(その2) でも少し言及した. 中島らもは,ほぼ団塊の世代であり,70年代のヒッピー文化や安保闘争の時代に青春を送っている.酒や…
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キリマンジャロの雪 (ヘミングウェイ)

翻訳調がどうも好きではないので,私はあまり外国文学を読まない.それでも何人かの外国人作家の作品についてはよく読んだ.ヘミングウェイはその一人である.ただ,今となってはその内容もあまり覚えてはおらず,長編以外で記憶に残っているのは,「インディアンの村」,「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」,そして今日エントリにする,「キリマンジャロ…
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線香の火を消さなかった人

本ブログもめでたく(?)10周年の区切りを迎えた(参照: 「ブログ開設10周年となぜブログを書くかということ」).以前から,更新頻度が少ないことが気になっていたので,今後はちょっとしたことでもエントリを書くようにしたい. 最近,国立大学の人文系学部廃止の方向性が文科省によって提示されている.たとえば,以下のような記事である. …
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ブログ開設10周年となぜブログを書くかということ

ウェブリブログから年に一回の恒例のメールが送られてきましたので,恒例のエントリを書いてみたいと思います. 日付: 2015/06/18 8:03 件名: 祝ブログ開設10周年! ○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●   ブログを開設してから、もうすぐ10周年!! ●━…
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不機嫌ということと読書について

twitterでも呟いたのだが,中年になってくると,たとえば読書についても,残りの人生であと何冊読めるかといったことを,ぼんやりとでも考えるようになる(こうした思いについては,本ブログのエントリ「若い頃にしかできないこと」にも書いた).そうすると,浅ましい考えではあるが,面白くもない本を読む時間がもったいないと思うようになるのである.露…
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ベン・E・キング氏死去

ただただ残念です. 関連報道: 米歌手ベン・E・キングさん死去 スタンド・バイ・ミー:朝日新聞デジタルBen E King: R&B legend dies at 76 - BBC News 特に以下の記事は,2013年に発表されたものの再掲のようですが,Stand By Me という曲が生まれた当時の状況や背景,映画…
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草ひばり(小泉八雲)

小泉八雲(以下,本名のラフカディオ・ハーンとする)は,多くの日本人が知るところの人物だろう.ギリシャに生まれ,さまざまな国を経た後,明治のころ日本に帰化し,日本の民話や特に怪談を蒐集して外国に紹介した.日本の長い歴史に基づく伝統や文化をこよなく愛したといわれ,それもあって,日本人による人気が高い人物ではないだろうか.私も,ハーンに対して…
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若い頃にしかできないこと

先日,若いときにしかできないことなどないという趣旨のエントリを見かけた.それに反論するつもりはないのでリンクは貼らないが,ちょっと思ったことがあるのでここに書いてみたい. 確かに,若い頃にしかできないことなどないだろう.特に勉強はそうである.今のような高度な社会に生きている我々は,好むと好まざるとに関わらず,一生勉強を続けていかな…
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中谷治宇二郎と,人が生きているということ

前回のエントリでは,中谷宇吉郎のことについて書いた.宇吉郎には,治宇二郎(じうじろう)という弟がいた.中谷宇吉郎は有名であろうが,その弟の治宇二郎については,ネットではおそらくほとんど触れられていないのではないかと思うので,今回のエントリでは,治宇二郎のことと,それにまつわる思いについて書いてみたい. 中谷治宇二郎とその人となりに…
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水仙 (太宰治)

このエントリは,先日のエントリ(ブログ開設9周年と「水仙」(太宰治))の続きである. 太宰治の「水仙」は,あまり有名な小説ではないかもしれないが,太宰の作品の中でも佳品の一つだと思う.そして,作品中でも述べられているように,「水仙」は,菊池寛の「忠直卿行状記」を基にしている.忠直卿行状記は大変有名な作品でもあり,多くの方がご存知だ…
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恋に恋する

以前 twitter でつぶやいた内容をここにメモしておきたい. 少し前になるが,はてなブログで,恋に恋するお年ごろといった内容のエントリを読んだ.それでいろいろと思うようなところがあったので,コメントするような内容のエントリを書こうかとも思ったのだけど,考えてみれば,それは私の柄ではない. その代わりといっては何だが,…
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明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます.ウェブリブログ事務局から以下のようなアナウンスがあり,ブログの画像表示法が変更されたようなので,テストもかねてエントリをあげてみます. (12/17)画像表示方法変更のお知らせ(機能強化)★追記あり http://info.at.webry.info/201312/article_1.html…
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親子ということ

今年最後のエントリとして,今年後半に気になったニュースについて,思ったことを書いてみたい.今回のエントリは,主に私自身のために書くものであり,なおかつ,個人的な詳細については触れないつもりなので,分かりにくいところがあるかもしれず,その点はどうかご容赦されたい.それでも,何か伝わるところがあれば幸いです. 11月の終わりから2…
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