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zoom RSS ブログ開設10周年となぜブログを書くかということ

<<   作成日時 : 2015/06/21 18:56   >>

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ウェブリブログから年に一回の恒例のメールが送られてきましたので,恒例のエントリを書いてみたいと思います.

日付: 2015/06/18 8:03
件名: 祝ブログ開設10周年!

○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
  ブログを開設してから、もうすぐ10周年!!
●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○

ウェブリブログに登録してから、あと2日で10周年になります。
ウェブリブログ事務局のまーさです。
ご利用いただき、ありがとうございます!

A Day in the Life
http://dayinthelife.at.webry.info/


この10年間にあなたのブログで生み出された訪問回数は・・・

394860 件 になります。
(以下略)


なんと,このブログも,開設10周年となりました.10年! …感慨深いというよりも,呆然とするような時間がたってしまいました.

もちろん,数ヶ月前に「ブログを三か月更新しなかった」というエントリを書きましたし,ここ五年くらいは月に一本を下回る頻度でしか更新してないので,本当に続いているかどうかは私自身大いに疑問ではあります.しかしながら,ブログをやめるつもりは全くなく,細々ながらも書いていくつもりなので,続いていると強弁したいと思います.


それにしても,なぜこんなに長く続けてこられたのか.なぜブログを書くのか.ブログの世界は死屍累々で,面白かったのにすっかり更新されなくなったブログは,数知れないほどです (逆にいうと,つまらない内容だからこそ長く気楽に続けてこられたのかもしれない).私は日記のたぐいは文字通り三日坊主で,このブログを開設したときも,こんなに長く続くとは予想すらしませんでした.

結局ブログを書くということは,やはりある種の創作意欲や衝動の発露であるとはいえると思います.そうしたことは,小説家や詩人がときに書いたりしており,たとえば高村光太郎の「自分と詩との関係」などの文章を思い出すのですが,ここでは芥川龍之介の「はっきりした形をとるために」という小文から引用したいと思います.これは,編集者中村武羅夫による,なぜ創作するのかという問に,芥川が答えたものです.芥川はその問に,「書きたいから書くのだ」と,ざっくりとした回答を行うのです.

ではその書きたいというのは,どうして書きたいのだ――あなたはこう質問するでしょう.が,それは私にもよくわかりません.ただ私にわかっている範囲で答えれば,私の頭の中に何か混沌たるものがあって,それがはっきりした形をとりたがるのです.そうしてそれはまた,はっきりした形をとることそれ自身の中に目的を持っているのです.だからその何か混沌たるものが一度頭の中に発生したら,いきおいいやでも書かざるをえません.そうするとまあ,体(てい)のいい恐迫観念に襲われたようなものです.


私がブログを書く動機も,これに近いものがあります.私の中に,圧力のようなものを感じることがあります.そしてそれは,ブログを書くという行為によってしか静められないような気がするのです.これは,仕事のときの創造衝動とは違うものであるような気がします.


そしてその混沌としたものも,10年続けることによって,形を与えられ,私の一部になりました.混沌に神が「光あれ」といわれたことによって,世界が生じた,ブログを書くという行為をそれに比すればさすがに大げさですが,通じるところはあるかも知れません.

まあそれはさすがに大げさとしても,10年もブログを続けていると,ゲーテの次の言葉には,より共感を覚えるようになってしまいます.「若きウェルテルの悩み」で,ウェルテルは以下のように告白するのです:

ぼくが君に見せているのはぼくの魂なのだ.でなかったら,ぼくはむしろ黙っていただろう.


もちろんこのブログに書いている内容は,私の魂とまではとてもいえませんが,よかれあしかれ私の人格の一部であります.そして,ブログという形式がもしなければ,私は黙っていたでしょう.



なにはともあれ,10年という時間がたってしまいました.仕事でもプライベートでも,大きな区切りが私にはありました.縁あってこのブログのどれかの記事を読まれた方にも,10年という月日があり,大きな区切りがあったことでしょう.そして,このブログを介した,縁のようなものは,それはたとえかすかなものであったとしても,存在することになってしまいました.そう考えると,なにか畏怖のようなものを感じずにはいられません.

今後もほそぼそながらも,このブログは続けていくつもりでいます.皆様,とりあえず次の10年も,よろしくお願い申し上げます.



関連エントリ:






芥川龍之介全集〈第3巻〉地獄変 奉教人の死
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若きウェルテルの悩み (新潮文庫)
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